7.27はオールメインイベント興行!AndStill的のイチオシは...

長かった梅雨前線の終わりも見え始めた今日この頃。
マット界は続々と好カード、注目の一戦が決定。
その中でも今回は7月27日に後楽園ホールで行われるDANGAN226にフォーカス。

恐らく史上初、日本、OPBF、WBO-APのタイトルマッチが全て並ぶお祭り興行。

WBO-AP ミニマム級タイトルマッチ
ワタナベジムの期待の超新星重岡銀次朗がプロ3戦目でタイトル獲得を目指す。
昨年9月にデビューした若干19歳が国内タイ記録となる4戦目で王座獲得なるか。

日本 バンタム級タイトルマッチ
呪われた日本バンタム級完結へ。
昨年1月、当時の王者赤穂亮が体調不良により前日になりタイトルマッチが消滅。
指名挑戦権を得ていた鈴木悠介が仕切り直しのタイトルマッチへ駒を進めるも今度は鈴木が負傷し消滅。
その後も何度かタイトルマッチが組まれては消滅を繰り返し、齋藤裕太が王座戴冠。
正常に回るかと思われた矢先に王者齋藤が病気により戦線離脱。
今年4月、暫定王者についていた木村隼人との大激闘を制し王座統一。
そして7.27、昨年1月から続く長い呪いが解かれる。

OPBF スーパーフェザー級タイトルマッチ
仲里周磨、正木脩也、カルロ・マガレと名だたる強豪を退けOPBF王座に6戦目で獲得。
チャンピオンになったと言えど昨年10月、時期尚早と思われた日本王者末吉大との統一戦に挑む。
前半末吉にリードを許すも、焦ることなく自分のやりたい事通し、末吉の右拳負傷と言うアクシデントまで呼び寄せドローにより王座防衛。
今年3月、元WBO-AP王者の渡邉卓也相手にクレバーな試合運びで圧倒。
捨てるべきラウンドはキッパリ捨て、攻めるべきポイントではシッカリ取りに行く頭の良さを見せつけた。
試合後国内に倒さなければならない相手として元日本フェザー級王者坂晃典、昨年10月に引き分けた末吉大。
そして、今回対戦する元OPBFフェザー級王者竹中良。
2017年6月、当時上位世界ランキングも保持し、世界戦もチラつき始めたOPBF王座4度目の防衛戦。
挑戦者は14位の韓国人ノ・サミュング。
ランキング的にも戦績的にも格下の相手に8R終了時点で最大5点差もつけるリードで迎えた10R。
サミュングの連打に消耗させられた竹中が遂にダウン。
1度は立ち上がったものの2度目のダウンで三迫陣営からタオル投入。
大番狂わせを演じてしまった竹中は長い沈黙を作る。
このまま終わってしまうのかと思われた昨年9月。
タフなフィリピン人ベルゲル・プトンを相手に終始圧倒し6Rに右ストレートをねじ込みノックアウト。
完全復活をアピールするとIBFシルクロードトーナメントにエントリー。
1回戦は5Rでギブアップさせ、決勝戦に進出。
ウクライナの7戦全勝の新鋭ゲオールギー・ラスコと対戦。
決着は判定になり、1票は獲得するも残る2票は相手に流れ惜敗。
敗れるも再度タイトルマッチと千載一遇のチャンスを得た竹中が三代相手に爪痕を残せるか。

上記タイトルマッチの他、日本ユースライトフライ級タイトルマッチもセットアップされてたものの佐藤が負傷し、欠場により消滅。
対戦予定であった芝は自身のTwitterで不満を漏らす。
先ずは佐藤の回復を祈り、両者が再び交わることに期待。

そして長々と文章を綴りましたが私がこの日1番注目しているのは。

第2試合53kg契約4R

若木忍(北海道畠山)vs富岡浩介(REBOOT)

え、4回戦?と思ったそこのあなた。 
馬鹿野郎!!
とんでもない好カードだから!
先ずは若木!
去年の新人王の記事で何度か紹介しましたがもう一度!
デビュー戦はなんと2005年。
その試合は4Rフルに戦いドロー。
12年後、31歳でカムバック。
その試合は判定で敗れるも、翌年東日本新人王にエントリー。
パンパンに張った筋骨隆々の右腕から放たれるパンチで2度のダウンを奪い完勝。
準決勝安定感あるボクシングで4連勝中だった吉野ムサシをこれまた自慢の強打で粉砕。
遅まきながら私はここで若木は本物と確信。
東日本決勝戦、KOは逃したものの3者ともに40-36のフルマークで優勝。
全日本決勝戦。
西軍代表技能賞、20歳のサウスポー大橋哲朗と対戦。
正直若木のパンチは全て空を切り、大橋の鋭いパンチを被弾しいい所なくKOされると思ってました。
それほど大橋の完成度は高かった。
いざ試合が始まると若木が前進、それを大橋が裁きパンチを当てる。
ここまでは予想通り。
あぁやはりダメか...
が、愚直に前に出てパンチを振ると大橋が被弾!
クリーンヒットは明らかに大橋が多いが、鼻血を出しながら血気迫る表情で大橋に食らいつく若木が最高にカッコよかった。
試合は判定で40-36で大橋に軍配。
勝利を告げられ瞬間に顔をくしゃくしゃにし涙を流す大橋を見て若木のプレッシャーは相当なものだっただなぁと勝手に思った 笑
あれから半年。
ずっと若木は試合しないのかなぁと動向を注目してると彼のTwitterから試合が決まりそうとのツイートが流れてきた。
それも大物と。
期待に胸をふくらませ、発表された相手は富岡浩介。
この試合がデビュー戦の富岡のどこが大物なのと思ったあなた。
アマアンダージュニア6冠。
そして兄に超攻撃的ボクサー富岡哲也、従兄弟にスピードキング富岡樹を持つサラブレッド。
紛れもなく大物。
デビュー戦で東日本新人王を獲得した若木を指名するなど大胆不敵さも持つ。
両者にとってハイリスクハイリターン。
勝利すれば得るものが多いが、敗れれば失うものが多すぎる。
ですが、そんな試合をこなしてこそボクシングなのかなと。
若木!、富岡!
お前ら男の中の男だよ!!
プロ叩きあげvsアマエリート
とんでもなくヒリヒリした空気が感じられると思うのでご観戦予定の人は是非是非、18時までに着席することをオススメします!!

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