後楽園ホールボクシング試練の4番勝負最終戦は濃厚カード連発!
前回のアイドル松澤選手の記事が一部界隈で話題になったみたいで...
こんなハナクソみたいなサイトでも少しでも選手の役に立ててるならこんなに嬉しいことはありません。
さて今回はJBCがトチ狂ったのかと思うほどの過密スケジュールで行われる9月後半の後楽園ホール興行の最終戦!29日土曜日に行われるDANGAN216をピックアップ!
前半3試合に重要な再起戦に加え、移籍後やたらハードマッチメイクが続く矢吹正道の世界ランカーチャレンジ。
未だ無敗のOPBFミニマム級王者小浦の3度目の防衛戦。
さらにメインにボクシング界のゆうこりんこと黒木優子女子世界戦まで濃厚すぎる6試合を1試合ずつピックアップ!
第1試合 スーパーフェザー級6回戦
高畑里望(ドリーム)vs永田翔(アベ)
昨年10月に末吉と王座決定戦を争うも敗れた高畑が約1年の沈黙を破り復帰。某有名ブロガーに勝手に引退扱いされてたのでカード見た瞬間ビックリしました。初めて彼の試合を見たのは2014年の代々木第2体育館。当時ランカーとの対戦を避けられなかなか日本ランキングに復活を果たせないでいた尾川堅一選手の挑戦を受けた試合でした。当時あまりボクシングに詳しくなかったので尾川堅一選手なら日本王者も余裕やろと構えていたのですが、尾川選手が相手にしてたそれまでの相手とはなにか雰囲気が違い思いの外苦戦。最終的にドクターストップで尾川選手が勝利したものの日本ランカーの実力をまざまざと見せつけられました。
今回も卓越した技術とキャリアで若手の高い壁になること間違いなし。
対する永田は9勝4敗の戦績を残す23歳。2015年の東日本新人王では準決勝敗退、昨年日本ユース決定トーナメントも初戦敗退とイマイチ大事な部分で勝ちきれない。しかし現在2連勝を飾りタイトル挑戦圏外なものの日本ランク17位にランクイン。
この勢いのまま日本タイトル挑戦経験のある高畑も喰らいたい。
第2試合 バンタム級8回戦
山下賢哉(白井具志堅)vsジョン・マーク・アポリナリオ(フィリピン)
KO率75%のハードパンチ山下再起戦はバンタム級。昨年古口ジムから白井具志堅ジムに移籍し3連続KO勝利とともに日本ユース初代スーパーフライ級王者獲得に加え蕁麻疹が出るほど嫌いな田之岡条にリベンジ成功するなど最高の形で2017年を締めくくった山下。年が明け今年2月に迎えたのはSフライ級元WBOアジア太平洋暫定王者と元韓国王者という日本人として異色の経歴を持つ木村隼人。格上の相手だが前戦木村がOPBF獲得に失敗したことに加え山下の連続KOの勢いもあり山下有利の下馬評で始まった試合は序盤いつもの勢いでショートアッパーやボディブローを木村にねじ込み、あぁ木村も飲まれてまうんかぁと思ったがラウンドが進むにつれ木村の有効打が増え山下が下がらされる展開に。最後は打たれて動きの止まった山下を見てレフェリーがストップ。勝ち名乗りをあげる木村を睨みつける山下の顔が忘れられません...。7ヵ月ぶりの再起戦は20勝5KO11敗4KO3分で28歳のフィリピン人。出るか!殺人左ボディブロー!
第3試合 スーパーフェザー級8回戦
竹中良(三追)vsベルゲル・プトン(フィリピン)
元OPBFフェザー級王者の竹中が1年3ヵ月ぶりのリングへ。昨年6月当時OPBF14位のノ・サミュング(韓国)を迎えた4度目の防衛戦。格下の相手に8Rの途中採点までは大きくリードしこのまま防衛かと思われたが10Rにサミュングの連打にまさかのダウンを2度喫しタオル投入で王座陥落。勝利したサミュングは次戦清水に敗れ王座を明け渡す形に。保持していた世界ランクはもちろん日本ランクも大きく落とし今や王座挑戦権のない17位。どん底に落ちた竹中の相手は最近なにかと見かける機会の多いベルゲル・プトン。正木脩也選手の4戦目の相手として来日。正木選手が「非常にタフ」と語るように打たれても前に出続ける。今年3月に事実上伊藤雅雪選手の世界前哨戦の相手として再来日。ここでも持ち前のタフネスを生かし伊藤を手こずらせた。6月には沖縄の仲里周磨の相手として3度来日。正木、伊藤と好勝負を繰り広げた相手にどう対処するか期待された一戦だったが1Rに両者ともにバッティングで大きくカットしノーコンテストに。元王者から番狂わせを起こせるか?
竹中は勝敗だけではなく内容も問われる試合か。
第4試合 50.0kg契約8回戦
矢吹正道(緑)vsダニエル・マテヨン(キューバ)
個人的メインイベント!
昨年古巣薬師寺ジムを離脱し緑ジムに移籍した矢吹はとにかくハードマッチメイク!4月対戦相手に断られ続けたユーリ阿久井に唯一対戦を受け入れ敵地岡山に乗り込み緊張感MAXの中先にユーリの大砲が炸裂し1RKO負け。失意の中引退も示唆したがライトフライ級に下げ復帰を決意6月に地元名古屋で迎えたのは昨年末WBC王者拳四朗に挑んだ世界ランカーヒルベルト・ペドロサ(パナマ)。当時世界はおろか、OPBF、日本ともにランクを持っていない矢吹からしたら無謀なマッチメイクと言われたが試合は矢吹の左ボディがペドロサのレバーにねじ込み悶絶。その強打が世界に通用することを証明。何故か日本ランク入りはならなかったがOPBF15位にランクイン。そんなことに飽き足らず今回迎える相手はさらにヤバイ。アマチュアトップ大国キューバからの刺客ダニエル・マテヨン。7勝4KO2分と少ない戦績だがアマ300戦270勝とWBA世界ライトフライ級10位に位置してることから怪物性がうかがえる。
矢吹が再び世界の壁を超え飛び級で世界ランク獲得なるか。
マテヨンのテクニックに翻弄されてしまうのか。
第5試合 OPBFミニマム級タイトルマッチ12回戦
小浦翼(E&Jカシアス)vs冨田大樹(堺東ミツキ)
冨樫リングアナの口調を借りるなら
”未だ無敗のWBC世界3位のランカーにしてOPBFミニマム級王者の3度目の防衛戦!"
2014年全日本新人王獲得後順調に勝ち星を増やし11戦目でOPBF王座を獲得した小浦だがDANGAN200回興行のメイン(その後最終試合と題された試合もあったが...)に抜擢され当時1位の谷口(ワタナベ)と対戦。得意の強打を谷口に封じられ厳しい展開に。判定は割れスプリットで防衛したものの谷口が勝ってたとの声も上がる内容で。
前戦のイメージを払拭したい2度目の防衛戦は今年4月に11位のベテラン田中を迎えたが1Rに右をもらいまさかのダウンを喫する。4Rまでの途中採点は3者ともに38-37で田中にリードを許してしまう。5R自力の差を見せ田中を圧倒しレフェリーストップによるTKOでの防衛を成功させるも
「こんな内容じゃ...」と落胆。
そんな小浦に挑むのは2016年の全日本新人王にして12勝無敗の戦績を誇る"堺の怪童"冨田大樹!
若干20歳の若者は今年7月に新人王以来の後楽園ホールに乗り込みM.T.ジムの石澤開と日本ユース王座決定戦が組まれるも石澤の負傷により消滅。初のタイトルマッチに意気消沈していた所に今回の挑戦が決定。小浦に勝利すれば王座と共に世界ランクもゲット出来るだけに千載一遇のチャンス!
小浦の世界前哨戦になるのか、はたまた20歳の怪童が全てを掻っ攫うか。
第6試合 IBF女子世界アトム級タイトルマッチ2分10回戦
黒木優子(YuKO)vs花形冴美(花形)
女子ボクシングは詳しくないのでごめんなさい...
1戦目花形の判定勝ち。
2戦目三者三様のドロー。
そして今回がラバーマッチだそうで。
長々と書きましたが26日から4日間行われるファイトウィークの締めくくりにふさわしいマッチアップ。
BOXING RAISEでも生配信するみたいなので要チェックでおねしゃす!
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