御意見番Nobuコラム Vol.10 懐古オヤジ

約1年半ぶりのコラム投稿である。

その間、定年退職やら、引っ越しやらで、なかなかコラムに投稿する気持ちになれず、サイト管理者には迷惑をかけたと思う。

また、その間、催促されずに(催促するに値しない文章だったのかもしれない)、サイト内のコラムの場所を残していてくれていたサイト管理者には感謝申し上げたい。

 最近若いファンが昔を懐かしむオヤジファンのことを「懐古オヤジ」と言っているそうな・・・。

うまいことを言うなって感心している。

たしかに、私よりもっと古いファンが甦り、シュガーレイロビンソンのスピードがどうたらこうたらとうんちくをかたりだしたら、この上なくうざいと思う。

同じように我々懐古オヤジが昔話を語り出すと、うざいのであろう。

後楽園ホールにいくと、よく帝拳ジムの長野ハル様をおみかけする。

彼女を見ると頭が下がる。大場政夫氏がコルベットを操り損ねて首都高5号線の大曲カーブで事故死してから半世紀以上。

そのときすでに彼女は帝拳ジムのマネージャーだった。

今回は、長野ハル様の話ではなく、昔のファイター代表としての大場政夫氏と現代の最強ファイター井上尚弥氏とを比較して、今と昔について語りたい。

単純に比較したら、ボクシングの技術、パワーについては、遙かに井上のほうが勝っていると思う。ただ、見ている我々をアツくするファイトについては、大場氏は、井上のファイトに劣ってはいないと思う。

大場氏と井上氏の実力をひとつひとつ語るつもりは毛頭ないが、現在と同じく、スーパーフライ級があれば、大場氏も2階級制覇していたかもしれない。

しかしながら、いきなりバンタム級では苦しいと推測する。

この事実だけでも大場氏を現代の最強ファイター井上尚也氏と比較すると見劣りがする。ただわれわれをアツくするファイトについては、今も昔も基準は我々の気持ちの中にあるような気がする。

陸上競技や水泳のように、単純なタイム比較ができない格闘技の世界では、当時の最強は永遠であっても良いと思う。

今や伝説ともいえる大場政夫のファイトをリアルタイムで見ていることが、懐古オヤジノブの誇りである。

 平成のうちに投稿できて良かったと思います。

令和になってもAndStill fight pageをよろしくお願いいたします。

以上

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