2018.10.11 ダイヤモンドグローブ 内藤律樹vs永田大士 and 勅使河原弘晶vsグレン・サミンギット
第1試合 スーパーバンタム級4回戦
○平野伸(青木) 2勝1敗1KO 26歳
(3R 48秒 TKO)
×野口貴彦(オークラ) 2勝3敗1KO1分 27歳
第2試合 スーパーライト級8回戦
○小林孝彦(TEAM10COUNT) 7勝5KO3敗3KO 22歳
(1R 2分52秒 TKO)
×高橋克俊(Reason押上) 7勝2KO6敗2KO2分 34歳
第3試合 ライト級
×ヘス・ハン(ロシア)
(8R 判定0-3) ※76-77,75-78,79-79
ライト級 日本#10
○高見良祐(鴻巣茂野) 12勝11KO2敗2KO 25歳
第4試合 日本ユースバンタム級王座決定戦8回戦
ライト級 OPBF#10,日本#19
○荒木哲(斎藤スポーツ) 11勝2KO1敗1分 23歳
(8R 判定3-0) ※78-74,78-75,77-75
×大湾硫斗(白井・具志堅) 5勝3KO 20歳
第5試合 OPBFスーパーバンタム級王座決定戦12回戦
バンタム級 WBO#3,
Sバンタム級 OPBF#5
○勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ) 17勝10KO2敗2分 27歳
(5R 1分10秒 KO)
Sバンタム級 OPBF#9
×グレン・サミンギット(フィリピン) 21勝11KO3敗1KO 29歳
第6試合 OPBFスーパーライト級タイトルマッチ12回戦
Sライト級 OPBF#C
○内藤律樹(E&Jカシアス) 20勝7KO2敗 27歳
(12R 判定2-1) ※114-113×2,113-114
Sライト級 OPBF#15,日本#5
×永田大士(三追) 11勝5KO1敗1KO 28歳
- 1R動きの少ない展開に客席から「もっと手出せ！ボクシング見にきてんだ！」のヤジに呼応するかのごとく小林のアッパーが高橋に直撃！大の字に倒れる高橋を見てノーカウントでストップする衝撃。正直今まで小林孝彦選手の試合はたまたまあんまりいい出来ではない試合を見てきただけにこれが本来の彼の爆発力なのかと実感。
- 謎のロシア人韓国ランカーヘス・ハン大活躍！対戦カードを見回した時にタイ人でもフィリピン人でもないハンに興味津々。蓋を開けてみると動きのいいアウトボクサー。途中まで高見になかなかペースを掴ませず。高見がタイミングを読んでからは打たれる場面が目立ったがKO率の高い高見に倒れることなく最後まで自分のボクシングを展開したのは立派！そんなハンにしっかり勝ち星を拾う高見もこれまた立派！
- アマ経験豊富の大湾にプロたたき上げの荒木が殊勲の勝利！試合後同郷の和氣慎吾からの祝福も。
- 勅使河原大爆発！初回からサミンギットにプレッシャーを与え下がらせ1R終了間際に勅使河原の大砲が炸裂しダウン！勅使河原の勢いはどんどん高まりサミンギットを圧倒。3Rまたも終了間際に連打でダウンを追加。4Rまでの途中採点はもちろん40-34と圧倒。5R、仕留めにかかった勅使河原のアッパーがサミンギットのこめかみにぶち当たりダウン！この時点で勝利を確信した勅使河原はニュートラルコーナーに設置されたカメラに向かってポーズ。少し遅れてレフェリーが試合をストップ！アジア2階級制覇を達成！この日の勅使河原はぶん回しだけでなく細かなフェントも織り交ぜ進化も見せた。これは世界も見えてきた？
- 10月の後楽園ホールは異常！末吉vs三代に続き大熱狂！内藤としては望まぬ大激闘か。初回から永田の特攻に面食らったか被弾を許す展開に。それでもペースを取り戻す内藤は永田の攻め際を狙い、ショートのフック、アッパー、ボディをヒットさせ、離れたところにストレートを次々と永田に打ち込む！クリーンヒットでは圧倒的に内藤だが永田は御構い無しに前に出続け応戦！ついに10Rに内藤をストレートで捉えダウンを奪う！なんとか立ち上がった内藤に襲いかかる永田だが内藤が上体の柔らかさをいかし致命傷はもらわず。逆に永田の打ち終わりに左フックを叩き込み永田が膝を折る場面も。仕留め損なった永田にポイント挽回と泥臭く前に出る内藤に場内大歓声！試合は判定にもつれ込みスプリットで2度目の防衛に成功するも2戦連続の辛勝に。個人的な意見としてはパワー不足、反応の鈍さが気になった。ただここで泥臭くも心を折れずに勝ちきったリッキーに心打たれた。次戦さらなるチューンナップを図る内藤に期待大！
This day Andstill 3 Award
Best KO:小林孝彦
Best Bout:内藤律樹vs永田大士
MVP:勅使河原弘晶
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