AndStill Award 2017 ~KnockOut of the year 2017~

前回のエントリーから間が空いてしまったのですが続いてAndStill Award。
今回はKnockOut of the year。
昨年様々なKOが飛び出した中で印象的だった試合をピックアップ。

ノミネートK.O.

ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

受賞試合:vs大保龍斗 1R1分33秒※右ストレート 2017.5.16
日本ユース初戦。静かな立ち上がりから一転振り抜いた右が大保を捉え一発でKO。本人曰く弓を引くイメージでとの事。この試合の前に中谷が苦戦していたからユーリ優勝は硬いと思ってましたがまさかの完敗。4月に地元岡山で強打者矢吹との一戦は上半期一期待かも!?

尾川堅一(帝拳)

受賞試合:vs山元浩嗣 2R2分0秒※右ストレート 2017.7.1
日本王者に戴冠してからやや円熟味を増してきたのか以前の凶暴性が薄れてた感のあった尾川でしたがこの試合は一転1Rからフルスロットル!合計3度のダウンを奪い完勝。特に2回目のダウンを奪った速射砲の様な連打は単発のイメージの強い尾川の進化が見れました。最後は伝家の宝刀右ストレートでKO。今年もCRUSH RIGHTは火を噴くのか。

正木脩也(帝拳)

受賞試合:vsシソ・モラレス 1R1分56秒※右ストレート 2017.10.7
尾川堅一王座返上により10月大会欠場。その穴を埋めたのは同門正木脩也!急遽参戦のスクランブル出場にも関わらず相手は元世界ランカーのモラレス。そんな強豪相手にめり込ませるような右ストレートでモラレスの戦意を完全に断切り秒殺勝利!2017年を最高の形で締めくくりました。2018年初戦は惜しくも敗れたもののスタイリッシュ&スピーディボクシングは健在!再起が待ち遠しい。

竹迫司登(ワールドスポーツ)

受賞試合:vs福本祥馬 1R1分30秒※右ストレート 2017.11.4
日本タイトル挑戦者決定戦で行われた一戦。中間距離でパンチの交換から始まったが竹迫の右がクリーンヒットすると福本がぐにゃりとダウン。結局この1発で試合が終了。全勝全KOの怪物挑戦者が3.3川崎にて王者西田に挑む一戦の結末は如何に...

高谷裕之(FIGHT FARM)

受賞試合:vs日沖発 
DREAMvs戦極の王者対決として注目を集めた一戦。日沖が長い手足で高谷を圧倒。パンチが効いた高谷の足元がフラつきこのまま終わるかと思われた時に放たれた高谷の右フックが日沖に直撃!前のめり倒れる日沖を見てレフェリーが慌てて試合をストップ!高谷が強打の健在ぶりを見せつけた。

矢地祐介(KRAZY BEE)

受賞試合:vsダロン・クルックシャンク
矢地がアグレッシブファイタークルックシャンクに挑んだ一戦は互いに間合いを牽制しヒリヒリした神経性に。クルックシャンクが業を煮やして前に出た所に矢地の左フックがカウンターでヒットしクルックシャンクが失神!そこから矢地は完全に波に乗り北岡、五味に連勝。

堀口恭司(アメリカントップチーム)

受賞試合:vs石渡伸太郎
モノが違う。その一言。RIZINバンタム級グランプリは堀口の堀口による堀口のためのトーナメントと言って過言ではないでしょう。決勝で行われた石渡とのリマッチ。狙い澄ましたカウンター1発で石渡を失神させ試合を終わらせ、改めて日本のファンにその凄さを見せつけました。5月の福岡大会でビビってたじろぐカードが決まりつつあるらしいですけど誰なのか非常に気になる...

KnockOut of the year 2017

末吉大(帝拳)

受賞試合:vsアラン・バレスピン
昨年の私が選ぶKO賞は2月に行われたフィリピン王者バレスピンと対戦した末吉!
序盤ガンガン前に出るバレスピンに2Rまで劣勢を強いられる末吉。3R勢いに乗ったバレスピンが勝負を決めようと前に出た瞬間に末吉の右フックがドンピシャのタイミングでヒット!もんどり打って倒れるバレスピンを見てレフェリーがノーカウントで試合をストップ。
失礼ながら末吉が倒して勝つシーンをあんまり想像していなかったため非常に衝撃的でした。その後尾川の返上した日本タイトルを高畑里望と争い判定で勝利し王座戴冠もこの日のKOを見ているだけにイマイチ物足りず...
2月に試合巧者杉田を判定で破り挑戦権をものにした大里拳との一戦は結果だけではなく内容も問われるのかなと個人的に思う所です。

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