2017.10.8 PANCRASE 290

昨夜の激闘の余韻に浸っている所ですが今夜も良質なカードが揃ったディファ有明に来ました。

2018年6月で閉鎖が決まった同会場。恐らく最後の観戦になるので目一杯楽しみたいと思います。

14:25分ディファ有明到着。

第1試合 ライト級 3分3R

×草・MAX(TEAM CLIMB)

(3R 判定 3-0 29-28×3)

○小林裕(U-FILE CAMP)

予想してた反対の予想に。

小林が塩漬け。

第2試合 フェザー級 3分3R

○牛久殉太郎(K-Clann)

(3R 判定3-0 29-28×3)

×稲葉聡(秋本道場jungle junction)

最終ラウンドに稲葉が追い上げるも時すでに遅し。牛久がテイクダウンで勝利。

第3試合 ライト級 3分3R

×クリスMAN(パラエストラ八王子)

(1R KO ※首相撲からの膝)

○井上雄策(リバーサルジム川口REDIPS)

ローの打ち合いから組みあい井上の首相撲からの膝が直撃。クリスMANが前のめりに倒れ試合終了。

第4試合 バンタム級 3分3R

○清水俊一(宇留野道場/HF)

(3R 判定2-1 29-28×2 28-29)

×合島大樹(GUTSMAN)

1Rにスリップ気味でダウンを奪った合島。2R中盤以降スタミナが切れた合島に清水が愚直にテイクダウンを狙い、3Rも下になるがオモプラッタを支点に執念の判定勝利！

第5試合 ストロー級 5分3R

同級2位 ○北方大地(パンクラス大阪稲垣組)

(3R 判定3-0 30-27×3)

×ダニエル・パックマン(チーム4ライフ/ブラジル)

ジョゼ・アルドに風貌が似ているパックマン。シャープなパンチで北方に襲いかかり、飛び膝で北方のバランスを崩させると上を取るが北方にスイープされ、トップキープされる。その後も北方が3Rに右ストレートをヒットさせよろめかさせると上を維持し試合終了間際にフロントチョーク。極めることはできなかったものの北方がフルマークの完勝です。

第6試合 ウェルター級 5分3R

同級10位 ○手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)

(2R KO)

×セルゲイ・キクリック(Swarm Street Fighters/ウクライナ)

いいパンチを当て続け、1R終盤に1回ダウンを取り、2Rに再度ダウン奪いパウンドでフィニッシュ。全KOは伊達じゃない！

第7試合 フライ級 5分3R

同級9位 ×山本篤(フリー)

(2R KO)

同級10位 ○小川徹(TRIBE TOKYO M.M.A)

1Rから小川の左ストレートが面白い様にヒット。山本もタックルで抵抗する。

2Rに山本をケージ側に下がらせ、タックルに来た所を膝蹴り一閃。小川完勝。

第8試合 女子ストロー級 5分3R

×三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)

(1R TKO)

○ヴィヴィアニ・ゴメス(CERRADO MMA/ブラジル共和国)

ゴメスが長いリーチで三浦にパンチをぶち込んでいく。展開としてはラウジーvsヌネスの様。なんとか1R終了まで粘ったが三浦の目が大きく晴れ上がりドクターストップ。三浦大きな一敗。

さっきから1試合終わるたびにライブたとか提携発表だとか正直しんどい...休憩時間設けて一気にやってください。おねしゃす...せっかく良い試合が続いてるのだからその熱冷まさないで...

第9試合 ライト級 5分3R

同級3位○ アキラ(フリー)

(3R 判定3-0 30-27×3)

×GONO(GRABAKA)

GONOシャープな打撃を見せる3ラウンド通してミドルキックを掴まれて倒されそのまんま立てず。試合は判定に。3者ともにアキラに軍配。

第10試合 フライ級 5分3R

同級3位 ○若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)

(2R KO ※右ストレート)

同級5位 ×翔兵(升水組)

序盤から若松の鋭い打撃が光る。翔兵のテイクダウンで対抗。1Rは翔兵が持って行ったが、2Rついに若松の右ストレートに捕まりダウン。パウンドをまとめて試合終了！若松強い！

第11試合 フェザー級 5分3R

同級1位 ×田中半蔵(シューティングジム横浜)

(3R 判定3-0 30-26×3)

同級9位 ○中原由貴(マッハ道場)

1R激しい撃ち合いで最初にダウンを奪ったのは中原！立て直した田中がダウンを奪い返し、さらに中原がダウンを追加。2Rはお互いの強打をち警戒し見合う時間が多くなる。田中のサミングで減点1。3Rも中原がプレスをかけ続け試合は判定へ。ライト級はまたもやランキング下位が上位ランカーを食う形に。

第12試合 フェザー級 5分3R

同級5位 ×日沖発(ALIVE)

(1R KO ※右フック)

○高谷裕之(FIGHT FARM)

日沖のアッパーがヒットし、高谷が大きく後退。フィニッシュを狙う日沖が前進した所に高谷の右フック！前のめりに倒れる日沖にパウンドを打ち込む高谷。レフェリーが割って入り試合終了！高谷が大逆転KO勝利でメインイベントをきっちり締めた！

大外し...

総括:昨日のボクシングに引き続き面白い試合の連続で幸せな週末を過ごせました。長南亮率いるTRIBE TOKYO M.M.Aの若松、小川の大爆発。田中vs中原バチバチの殴り合い。そして番長高谷のワンパンKO。今の所今年のMMA興業No.1！楽しみにしていたGONOは残念でした。スタイルがオールドスクールすぎると言うか、ガードポジションから脱出出来ず、尚且つ何も仕掛けれないGONO。これでは本人が望むBellator参戦なんて夢のまた夢。打撃はキレのある蹴りとまだまだ錆びついてないのかなと。続けるのであれば少しでも現在のMMAにアジャストした姿を見せて欲しいと切に願う。

逆に高谷vs日沖は今のMMAとは逆行した"総合格闘技"を見せてくれたのかなと。確かに両者共に全盛期はとうに過ぎてますが今の彼らにしか出来ない試合を見せて貰いました。日沖は2戦連続でおんなじ様なKO負けを喫しているのでダメージが心配ですが...。

This day Andstill 4 Award

Best KO:若松佑弥、小川徹

Best Submission:該当無し

Best bout:田中半蔵vs中原由貴

MVP:高谷裕之