2017.9.2 第565回ダイナミックグローブ
この日は日本人対決がずらりと並び、
メインはOPBF、WBO-AP王者の伊藤雅雪がノンタイトル戦に挑む。
個人的にセミの中澤vs日野に注目していた。
アマエリートの中澤が寄せ付けず完勝するのか、日野が5連勝の勢いそのままに食ってしまうのか?
第1試合ミニマム級4回戦
○中嶋珠旗(三追)
判定2-0
●田中雅波(北澤)
今日の第1試合は3連敗の後がない中島と30歳デビューの田中でスタート。
がむしゃらに前に出る田中を中嶋がいなしていく展開。
田中の右がヒットし腰を落とす中嶋。
追討ちをかけようとするも頭から突っ込んでしまって攻撃につながらず。
中嶋は冷静にダメージを回復させ、田中にドンドンパンチを当てていく。
試合終盤スタミナ切れの田中に中嶋がパンチをまとめて行き試合終了。
判定の結果は中嶋に2票入り両手をあげて喜ぶ。
キャリアの差がものを言った第1試合だった。
第2試合スーパーウェルター級4回戦
○辻本純平(帝拳)
判定2-0
×為田真生(REBOOT)
為田が必死に懐に入っていき、辻本がそれを迎え撃つ展開。
辻本の打ち下ろしが為田の顔面を捉えるも構わず前進する為田。
為田のパンチも確実に辻本にヒット。
辻本はせっかくの長身を上手く使いこなせていない気がする。
最終ラウンドもほぼ同じ展開で判定へ。
辻本が2票獲得し初勝利をものにした。
第3試合ライトフライ級4回戦
○細谷大希(角海老宝石)
判定3-0
×富田真(HEIWA)
細谷が積極的に前に出てパンチを出していく。
1R中盤細谷が左フックでダウンを先取。
このダウンはさほどダメージが無く富田が立て直しに成功。
しかし試合の流れは変わらず細谷がリード。
最終ラウンド、後がない富田は前に出て逆転を試みるも試合終了。
判定は3者ともにほぼフルマークで細谷に。
第4試合バンタム級8回戦
○澤田京介(JBスポーツ)
3R 1分44秒 TKO
×堀池雄大(帝拳)
堀池が圧をかけ、澤田はそれをいなす。
細かいパンチで堀池をけん制していく。
堀池はパンチを強振し、澤田は丁寧にジャブをついていく。
だんだん堀池の手数がすくなくなり、澤田のペースがアップ。
意を決して堀池が入ってきたころに澤田のアッパーが炸裂。
ダウンを奪われた堀池はなんとか立ち上がるも、再開後の澤田のラッシュに腰を落としレフェリーが試合をストップ。
澤田が強豪を相手に完勝!
第5試合スーパーバンタム級8回戦
○藤原陽介(ドリーム)
8R 判定2-0
×中野敬太(KG大和)
しかける中野、それを迎える藤原。
やはりパンチの制度は藤原の方が数段上。
しかし試合中盤ごろから徐々に中野がペースを上げていき、試合の主導権を握る。
藤原も負けじと応戦。
しかし両者決め手のないまま試合終了へ。
判定は前半のリードをものにした藤原に2票入り勝利した。
第6試合フェザー級8回戦
○日野僚(川崎新田)
8R 判定3-0
×中澤奨(大阪帝拳)
個人的にこの日のメイン。
アマエリートの中澤か、5連勝の勢いは本物か?
サウスポーの日野がワンツーを打ち、右フックで牽制。
中澤は様子見なのか手を出さず静観。
徐々に中澤の手数も増え、中澤が右を打ち入ったところに日野が右フックを引っ掛け、中澤が両手をリングについてしまい、ダウンの宣告。
再開後日野のペースがアップし、パンチをどんどん出していき、中澤を追い詰める。
日野は強弱をつけたトリッキーなパンチで攻め、中澤はやりづらそう。
なんとか反撃の糸口をつかみたい中澤がプレスをかけ前に出るも逆に日野にカウンターをもらってしまう。
中澤の右がヒットするも決定的なダメージはなく、中澤も果敢に攻めたが試合終了のゴングが鳴り試合終了。
判定は3者とも日野に。金星と共にランキングもゲットの日野。
かたやほぼいい所無く敗れた中澤の去就はいかに...
第7試合60.5kg契約10回戦
○伊藤雅雪(伴流)
6R 1分32秒 TKO
×グレン・エンテリナ(比)
序盤から伊藤が前に出て鋭いジャブを当てていく。
エンテリナも大振りながらも破壊力のありそうなフックを振って伊藤を後退させる。
エンテリナの大降りを見切った伊藤が右を打ち下ろすと思わず腰を落とす。
いいパンチを貰うものの意地を見せなかなか倒れなかったエンテリナだったが右を3連発でヒットさせついにダウン!
畳み掛けたい伊藤だったがラウンド終了のゴング。
伊藤の勢いは止まらず、ジャブを起点にストレート、左ボディを次々とエンテリナにめり込ませる。
なんとか耐えていたエンテリナだったが、6R伊藤の連打に棒立ちになったところでレフェリーが試合をストップ。
伊藤が世界にまた1歩前進したような勝利!
This day Andstill 3 Award
Best KO:伊藤雅雪
Best bout:該当無し
MVP:日野僚
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